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赤い三日月  [ⅲ 横町の住民たち]

遠くでゴロゴロ鳴っていると思ったら、
あっというまに、びっくり雨。

家じゅうの窓をぴたりと閉めて、
それから、テラスに出てみました。
あんなに降られては、何も手につきませんからね。

テラスに面した網戸にとまって、
蛾が雨宿りしていました。

横町の子どもたちが歓声を上げて、
路地に飛び出していました。
玄関に駆け込んでは、また飛び出して、
ずぶぬれの、びしょぬれ。
面白くって楽しくて、ごきげんの笑い声。

玄関を開けてみると、軒から滝。
思いきって、傘をさして外に出てみましたが、
とても立っていられません。
子どもたちには、かなわない。

テラスでしばらく眺めてから、
部屋に戻って、お茶を飲みました。

びっくり雨があがったので、
下駄を履いて庭に出てみると、
西の空に、赤い三日月がいました。

三日月があんなふうに赤いのは、
初めて見ました。
珍しく大きな三日月で、
ふちが赤くにじんでいました。

赤い三日月が気になって、また外に出てみると、
南の空に、あかるい星ひとつ。

空が赤くて、赤い三日月は消えていました。


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新しいノート [@ 春風荘 @]

夕方、ノートを買いに行きました。

東のほうにある文房具屋さんは、
日曜日はおやすみなので、
南のほうに行ってみました。

ノートを売っているお店を何軒かのぞいた後で、
文房具屋さんを見つけました。

ノートを置いてある場所を探して行ってみると、
これ! と思うノートが、すぐに見つかりました。

近くにあった、別のノートも気に入ったので、
2冊を手にとり、それぞれの色違いも比べて眺めて、
ようやく決めた1冊は、
最初に、これ! と思ったほうでした。

ちょっとざらっとした質感の、
わりと薄いノートです。
表紙は、みずいろ。 淡いブルー。

お店の中を、ひと通り探険してから、
レジでお金を払いました。
お休みの日を訊いてから店を出て、
いそぎ足で家に帰りました。

ピアノの時間が近づいていたので。

新しいノートを買いました。
明日からはじまる、新しいことのために。

表紙がみずいろの薄いノートは、
明日からはじまる、新しいことに、ぴったりです。


ノートでいちばん大切なのは、
罫線の色と幅です。 特に、色。

2冊のノートを見比べて、
最後の決め手になったのは、
表紙の手触りと、罫線の色でした。


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memo 〜2006年5月27日(土)〜  [∞ 春風文庫]

◇読んだ本
『ゼラルダと人喰い鬼』


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memo 〜2006年5月26日(金)〜  [∞ 春風文庫]

◇読んだ本
『ぼくはワニのクロッカス』
『ボルカ』


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ひさしぶりに歩いた朝  [ⅶ 横町の隣人たち]

携帯電話をポケットに入れて、
タオルのハンカチを手に持って、
運動靴を履いて、散歩に出ました。

時刻は7時を過ぎた頃。

ぼうしは、もちろんかぶりましたが、
飲みものは持たず、お財布も持たず。

坂をくだって、公園へ向かいました。

お散歩帰りのおばさんたちにすれ違いました。
ぼうしをかぶって、皆さん手ぶら。
おんなじ、おんなじ。

見るからに通勤途中の大人たちや、
学生服を着た男の子。
気の早い小学生も、ちらほら。

木の橋を渡って、バス通りを渡ると、
そこが公園の入り口です。

今朝の公園は、思っていたより静かでした。
あと1時間早ければ、もっと賑わっているのです。
皆さん、とても早起きだから。

池をひとまわりすることにしました。
池の西の端で見つけた百日紅の木にちょっとさわって、
池の反対側を歩いていると、
池のなかの柵の上に、かめがどっさり、
ひなたぼっこをしていました。

パン屋さんを横目で眺めて、
今しか渡れない橋を渡って、
まっすぐ家に向かいました。

背中をのばして、なるべくゆっくり。

小学生が増えていました。

とても危ない交差点に、旗を持ったおじさんがいて、
子どもたちを守っていました。

おはようございます!
と、おじさんが声をかけてくれたので、
おはようございます。と応えました。

その先の、もっと危ない交差点に、
もうひとり、旗を持ったおじさんが立っていて、
おはようございます!
と、声をかけてくれたので、
おはようございます。と応えました。

おじたんさちは、ふたりとも、
堂々として落ち着いた、安心する声の持ち主でした。
特に、ふたりめのおじさんは、ちょっとにこにこ顔だったので、
わたしも、にこにこ顔になりました。

畳屋さんのおじさんがおもてに出ていたので、
おはようございます。と声をかけたら、
「朝の散歩?」と訊かれました。
そうなんです、公園まで行ってきました。と応えたら、
あ、そう。 とおじさん。

家に着いたら、ちょうど1時間経っていました。
飲みものを持たず、お財布も持たずに散歩に出たら、
これくらいで帰ってくるのが、ちょうどいいみたいです。
でも、ちょっと歩きたりない感じがしたので、
もう少したくさん歩いても良さそうです。


ひさしぶりに歩いた朝は、
おじさんたちと言葉を交わす朝でした。

おじさんたち、と書いていますが、
皆さん、ほとんど、おじいさんだとおもいます。
でも、見た感じ、聞いた感じ、やっぱり、おじさん。


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